紀元前6000年、古代メソポタミア。人々は石や貝殻に自らの『印』を刻み、護符として身につけていた。当時、印には神聖な力が宿ると信じられた。
それから2500年後の紀元前3000年。芸術性の高い円筒型の印章が誕生した。それは手紙の封蝋のように、財産の封印に使う目的で作られた。やがて円筒印章は3000年の歳月に渡り、成人男性だけでなく、女性や奴隷も印章に紐を通し、ネックレスやブレスレットにして身につけたという。
紀元前550年を過ぎると、小ぶりな円筒印章は大型化され、美麗な石や金銀によって華やかに彩られた。印面のデザインもかつての神話や狩猟、戦闘といった庶民の暮らしぶりから、王の権力を礼賛するものへと変わっていった。
そして紀元前330年。マケドニアの王、アレクサンドロス大王がギリシア、メソポタミア、ペルシア、エジプト、インドを一つにつなぐ大帝国を築くと、円筒印章はついにその文化に幕を閉じた。
だが、その後もメソポタミアからエジプト、ローマ、インダスへと広がった印章は、それぞれの土地で独自の印章文化を発展させた。
ローマ帝国時代には、富める人から貧しい人まで指輪型印章をつけたという。
金の指輪
銀の指輪
鉄の指輪
印章が誕生してから8000年が過ぎた、紀元後の2022年。古代メソポタミアから遥か東の果てにある日出る国で、Galasu-ya 一派が、隅田川のほとりで自分のしるし作りとなる遊びを始めた。発掘されたデジタル遺跡によると、その国では長く続いた印章文化の変わり目に、ハンコと家紋文化を融合した『私紋』が誕生した。
あらゆるカタチで個人の生き方が認められつつあった当時、独身、既婚、性別、障がい、人種、国籍、その違いを問われることなく誰もが自分のしるしを自分で考案し、身につけたという。
これは、今から遡ること約1000年前のおはなしである。
※ハンコの起源には諸説あります
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現在の私紋人数
2024 / 9 / 22 現在
105人
10月の日程
4日(金)13:00 - 15:00
11日(金)13:00 - 15:00
12日(土)14:30 - 16:30
13日(日)14:00 - 16:00
18日(金)13:00 - 15:00
20日(日)14:00 - 16:00
上記日程以外をご希望の方、オンラインをご希望の方はお問い合わからご希望の日時をご連絡ください。
料金
大人:6,600円(税込)
中高生:5,500円(税込)
小学生:3,300円(税込)
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所要時間:2時間
人数:5名様以上
出張先:東京・千葉・神奈川・埼玉
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開催場所
東京都中央区新川2-13-6 明正ビル1階 烏゛屋(ガラスヤ)
(日比谷線 / 東西線)茅場町駅1番出口より徒歩6分
(日比谷線 / 京葉線)八丁堀駅B4番出口より徒歩4分
佐藤絵里
グラフィックデザイナー
柏木しょうこ
翻訳家・ライター
吉川和恵
雑貨店店主